【第2回】 ハザードマップ:「まち」を知る。その場所がもつ災害の弱さのお話しです。災害の種類によって弱さは変わりますが、土地に「どんな弱さ」があるかを知っておきましょう。

ハザードマップ
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「ハザードマップ」についてご紹介します。

みなさんが生活している地域や場所には、
洪水の被害を受けやすい場所、
土砂災害の危険がある場所、
など、災害の危険を潜在的にもっている場合があります。

今回は、あなたの地域や土地の災害リスクを知るためのツールについて説明します。

ハザードマップとは

ハザードマップとは、「地震・噴火・台風などの自然災害を予測し、その被害の程度や範囲などを示した地図。災害予測地図。」(出典:広辞苑)とあります。ほかにも、防災関係機関によってその定義はいろいろあるようです。

ハザードマップは、これまでの災害経験をもとに作られてきました。適宜、最新の災害経験や科学的知見をもとに修正・改訂がされています。

ハザードマップを見てみよう!

『ハザードマップポータルサイト』~身の回りの災害リスクを調べる~」(出所:国土地理院)
を紹介します。(下図参照)

↑最初にあらわれる画面

基本的な使い方

 ① 画面左側「重ねるハザードマップ」か、画面右側「わがまちハザードマップ」を選びます。

   左側「重ねるハザードマップ」は、地図上に災害リスクを重ねて表示するのものです。

   右側「わがまちハザードマップ」は、自治体が公開するハザードマップにリンクします。

 ② 左側「重ねるハザードマップ」の場合は、任意の場所について下記の使い方ができます。

    ・01 身の回りの災害危険性の確認
    ・02 わがまちハザードマップ
    ・03 移動系の基本操作
    ・04 情報の重ね合わせ
    ・05 ツールボックスの使い方
    ・06 閲覧できる情報の一覧
    ・07 土地の成り立ちの確認
    ・08 色別標高図の使い方
    ・09 古い航空写真との比較
    ・10 避難に使う道の確認方法
    ・11 防災訓練用資料の作成
    ・12 GISへのタイル地図の取り込み
    ・13 マニュアル&利用規約
   画面右上にある「使い方」をクリックすると確認できます。
   また、「災害種別」や「情報リスト」も自由に選択でき地図上に表示できます。
   地図上の知りたい地点をクリックすれば、その土地の危険性も表示されます。

 ③ 右側「わがまちハザードマップ」の場合は、見たい市町村を選びます。

    ・手順1:「都道府県」を選ぶ
    ・手順2:「市区町村」を選ぶ
    ・手順3:「🔍」マークをクリック
    ・手順4:見たいハザードマップの「公開中≫リンクを開く」をクリック
    ・手順5:自治体が公開しているホームページにあるハザードマップの記事に遷移します。

おわりに

 この機能を使うことで、知りたい場所の災害リスク(危なさ)がわかると思います。
 例えば、自宅、実家、職場、学校・園・施設、最寄りの避難先、…はどういう状況になりそうか?
 今回は、「ハザードマップポータルサイト」を使ってみよう!で解説しました。
 みなさんにとって必要な生活情報としておさえておくと役立つときがくるかもしれません。
 また、ぜひ高齢の方などこの情報にたどり着くことが難しい場合には、サポートをお願いします。
 「知ることで防げる被害」があります。そういった備えのひとつになることを願っています。
 知った「今がスタートライン!」です!

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