【第30回】 備蓄品②:日常~非常時!普段使いでいざという訓練を生活習慣に!

備蓄品
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備蓄品②」です。第2弾です。

前回「【第12回】備蓄品①」も参考にしてください。

今回は、備蓄品で紹介していた品目について、少し詳しく「予防災」の視点でご紹介したいです。  
  ▶「生活習慣防災」という視点
   「生活習慣減災」という視点

  ▶「商品選びのコツ」の視点
が主なポイントになります。

生活習慣防災の視点/生活習慣減災の視点

要点

 一、 普段使いしよう!
 二、 品目は豊かに!
 三、 いろんな非常時を!

一、普段使いしよう!

大切なことは、「普段使いすることです。
大切なことは、「普段使いできることです。

みなさん、日常の生活習慣はあると思います。
食習慣、運動習慣、使い慣れているモノ、睡眠習慣、排せつ習慣、…

予防災」では、それぞれの習慣を大きく変えてしまうような視点は求めていません
これまでしてきたことや使っていたモノは大切にされてください。
そんな中、これまでやってきた、使ってきた、そういったコトの中に、
少しだけ、今回の視点を取り入れていただくことを推奨するものです。
もちろん、これまでの生活習慣を変えながら、取り入れた方がよいコトもあるかもしれません。
これまでの生活習慣を変えるという先にある、新たな生活習慣にして欲しい思いでもあります。

ぜひ、みなさんの日常生活にフィットするスタイルや習慣の中に、
今回ご紹介する「備蓄品」の考え方などを取り入れてみましょう!という視点です。

生活習慣防災」「生活習慣減災」とは、
「生活習慣が防災・減災になっている」という考え方です。
みなさんの生活習慣の一部にもされてみてはいかがでしょうか。

二、種類は豊かに!

防災グッズを準備しようとすると、同じモノを揃えてしまうことは案外やりがちです。
災害時の行動リズムも、パターン化してしまいがちでもあります。
これは、災害になると、
  「〇〇しよう!」
  「そのために〇〇を準備しよう!」
といった解説も世の中にはたくさんあるため(その解説を否定するつもりではありません)、
やや先入観的に準備に入ってしまうのです。

もちろん、「備え」はとても大切ですから、そういった先入観でも準備はぜひすすめて大丈夫です!
今回の視点は、一例として受け止めていただければ幸いです。

そういった中、災害時や非常時に、日常の生活リズムへの影響をできるだけ小さくしたい
そのような思いがあります。
これはとても重要な視点でもあります。

災害が起こると私たちの生活習慣には少なからずの影響が及びます。
その大なり小なりの影響に耐える力は、
健康な人や若い人の多くには備わっています。
  「災害レジリエンス」
  「回復力」
  「災害耐性」
といわれるものです。

一方で、健康に不安のある人や、小さい子どもや、高齢者などには、
とても大きな変化という形で、たいへん深刻な影響となってしまう可能性があります。
そういった影響の大きさをできるだけ小さくするための「備え」が
種類を豊かに!」という配慮だと考えています。

三、いろんな非常時を!

防災グッズを準備しようとすると、
  「台風、洪水、土砂崩れの災害」
  「直近に発生した災害」
に引っ張られてしまうことは案外起こりがちです。
それに伴い、「備え」がパターン化してしまいがちになります。
もちろん「準備」そのものは大切ですから、引っ張られても大丈夫です!

そんな中で、日本や、世界で発生してきた災害を全体として想定して欲しいというものです。
  台風、大雨、洪水、土砂崩れ、猛暑・酷暑・低温、渇水、大雪・暴風雪、…
  …
というように、
災害で起こるその先にある影響に目を向けていきましょう。

その多くは、ライフラインや住宅が受ける被害によって発生する影響になると思います。

筆者のオススメとしては、
 ▶ 災害時に共通して起こる生活習慣への変化を想像しましょう!
 変化による影響度を検討しましょう!
 ▶ その影響度を小さくしてくれるように「備蓄」しましょう!
これをオススメしています。

この際、災害の種別ごとに「備え」が変わるモノも、やはりあると思います。
もしもそのときには、災害の種別ごとでの「備え」をされてください!

備蓄品の紹介

飲食品

水・飲料水

は、飲み水、調理用、衛生用など用途はあります。
500mL、2㍑での準備は大切です。
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お茶類は、カフェインへの考慮が必要な人は麦茶がオススメです。
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給水タンク

給水タンクは、いろいろな形状、サイズがあります。
お好みのモノになると思います。
注意が必要なのは、高齢者です。
20リットルはやはり重すぎるかもしれません。
筆者は、両親を含め高齢者のみなさんに、
10~15リットルサイズをオススメしています。
10~15リットルサイズを複数個常備しておくのがオススメです。

筆者もですが、やはり20リットルとなると重過ぎると感じてしまいます。
10~15リットルを複数個備えておくことで、
実際には、20リットルのタンクと同じ運用ができます。
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ガスコンロ

カセットコンロは、災害時の調理にとても役立ちます。
日常使いとしては、食卓で鍋・たこ焼き・焼肉などができます。
専用のプレートを揃えることで、
日常使いではとてもバリエーションが豊かになるのではないでしょうか。
災害時にもそういったバリエーションは役立ちそうですが、
洗い物の量を極力少なくしたいため、使用用途は限定されそうです。
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携帯トイレ

簡易トイレ、携帯トイレは、断水時の必需品です。
生理現象への備えはとても大切!

凝固剤で固形化するタイプを紹介します。
災害時を「自宅」や「プライベート空間を屋外に作って」過ごすときなど、
その環境整備は最優先事項のひとつになります。
衛生的に取り扱いができ、処理も簡単なことでオススメです。

「排泄物」の処理は、「し尿ゴミ」としてわかるようにしたり、可燃ごみに出せたりと
自治体によって違いがあります。確認して処理するようにしましょう。
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準備数は「人数✕5回×7日」くらいが目安となります。

簡易トイレ

簡易トイレは、高齢者介護の現場、病院、あるいは、ポータブルにと、
備蓄だけでなく、備え付け(常用)としても使用されています。

それを災害時・非常時に使っていきましょう!というものです。
上でご紹介した、「凝固剤タイプ」との併用も有効でしょう!
なお、使用後の手入れなど「衛生面」「安全性」での配慮などから、
今回は下記をご紹介します。
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電源

【第12回】でも紹介しました。
価格帯に注意が必要です。比較的安価なものから高額なものまであります。
実用的なスペックを選ぶことが大切です。充電時間容量などです。
重量も考慮が必要です。15㎏を超えるものもあります。
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おわりに・・・

備蓄品②として第2弾をご紹介しました。
具体的にどういった観点で選ぶのか、その要点を解説しました。
ぜひ、日常の生活習慣の延長に非常時の生活を見据えておくことや、
非常時の生活の不便さを日常の生活に少しだけ組み込んでしまう
といったちょっとした取り組みをご紹介しました。

災害時は「自助」「共助」「公助」が大切です。

日常に非常時の行動を取り入れることで、
「モノ」の備えだけでなく、過ごし方の「気づき」にも出会えることでしょう。
自分だけでなく、家族みんなそれぞれにとって、日頃からの「気づき」になり、
さらには、親戚や知人などの「気づき」の拡がりにもつながります。
いわゆる「自助」が強化される作用です。

町内会自治会地域防災組織というコミュニティ内でもひとつ取り入れて欲しいです。
共助」の強化にもつながるでしょう。
お隣さん、班の中、自治会、自治連合会といった枠組みでの拡がりです。
ぜひ、「共助」の拡がりに期待しています。
自治会内で備品を購入する際には、上記を採用してもよいのではないでしょうか。
ポータブル電源は、「〇〇自治会『電源スポット』」として、
簡易・携帯トイレは、「〇〇自治会『町内公衆トイレ』」として
役立つかもしれません。

自治体においては、
①啓発や広報活動に利用できるでしょう。
 防災講演会、防災イベント、パンフレットなど、普及目的で活用できるかもしれません。
 「生活習慣防災として備蓄品を生活習慣化する。」
 こうすることで、「災害レジリエンス(耐久性と回復力)」は格段に強化されるでしょう。
②災害の規模が甚大であれば、健康リスクへの影響はたいへん深刻です。
 「災害関連死」という言葉をご存知の人も多いのかもしれません。
 「関連死」だけではありません。
 「健康レベルへの影響」も見逃せないです。
 QOL(生活の質)の低下や介護度の悪化のことです。
 ひとりひとりの被災者にケアが行き届けばいいのですが、
 自治体の組織資源も有限です。
 平素の「公助」がこれまで以上に「浸透」し、そして「浸透し続け」ていくことがとても大切です。
①や②は戦略的な取り組みのひとつとしての位置付けが重要です。
ここでは詳述しませんが、戦略的取り組みの中にアイデアに富む戦術を採用していきましょう。
地域防災組織などのキーパーソンを含め、時間を使いながら、協力を得ながらの取り組みになります。
こうすることで「公助」が次第に好循環の動きを加速化させることでしょう。
より「共助」「自助」も相互作用で強化されていくことになります。

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