【第5回】 防災気象情報:「避難」・「被害を避ける行動」につなげよう!…自然災害で危険が迫る瞬間は情報そのものも氾濫します。

台風
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防災気象情報についてのお話しです。

防災気象情報

防災気象情報とは、「気象災害を防止・軽減するために警報や気象情報などの防災気象情報を発表し、注意や警戒を呼びかけています。」(気象庁)と説明しています。

また、「多くの場合、防災気象情報は自治体が発令する避難指示等よりも先に発表されます。」(気象庁)とも説明しています。

防災気象情報と警戒レベルの5段階

防災気象情報は下図↓のように整理されています。(気象庁HP

出所:「防災気象情報とその効果的な利用」(気象庁HP

気象庁等の情報をもとに、「市町村の対応」や「住民が取るべき行動」を「5段階の警戒レベル」で整理したものです。

それでは実際に使って、今後の気象災害に伴う被害を回避する行動へと役立てましょう!

私たち住民が取るべき行動

上の図を見やすく整理したものが下図↓です。(気象庁HP

出所:「キキクル(危険度分布)の紫は警戒レベル4相当! 自ら避難の判断を!」資料をもとに本記事で説明が必要な部分を抽出(筆者修正)(気象庁HP

土砂災害・洪水・高潮等の、身の安全に危険が迫っている状況に対して、
  ▶ 警戒レベル5:直ちに安全確保の行動をとりましょう!
  ▶ 警戒レベル4:全員避難をしましょう!
  ▶ 警戒レベル3:高齢者等は避難をしましょう!
の5段階でレベル分けされています。

自分が対象なのかを知る方法

ここで、自治体(市町村)からは、「町名」など具体的な範囲でエリアを示す場合があります。
一方で、「市全域」といった大まかな範囲で対象を示す場合があります。

「予防災ブログ」の【第2回】【第4回】で解説したハザードマップを参考に、
「あなたの場所」がどのような災害リスクをもっているのかという情報から判断が必要になります。

  ◆ 洪水による浸水の深さ
  ◆ 土砂災害による危険性や影響しそうな範囲
  ◆ 津波浸水想定

などのその土地が生まれながらにもっている基礎的な情報を知っておくとよいでしょう。
その土地の災害リスクという宿命とともに、変化する気象現象両方を知ることで、

   適切な被害回避行動へとつなげていっていただければ本当にうれしいです。

「警戒レベル」と「あなたの行動」は簡単に整理できる!

次にご紹介する下図↓は、もっともザックリで説明した資料です。
(「内閣府防災情報のページ」をもとに作者修正)

出所:「内閣府防災情報のページ」をもとに作者修正

警戒レベル」の数字に応じた「避難行動」に心がけてください。
(絵がついています。たいへんわかりやすい説明になっています。)

おわりに・・・

   大雨警報、大雨特別警報、記録的短時間大雨情報などの情報をもとに
   雨が原因で引き起こされる災害への注意・警戒は大切です。
   洪水、土砂災害により命の危険に直面したり、
   家や施設などが浸水被害を受けたりします。
   ぜひ、【第2回】【第4回】で紹介したハザードマップをもとに、
   生活する土地の災害リスクを確認してみましょう。
     あらかじめ知ることで    ←土地がもつ災害リスクのこと
     今起こっていること知ることで ←防災気象情報のこと
   で、被害を避け被害を小さくすることにつながります。
   ぜひ、被害を小さくしていけるような生活習慣を備えていきましょう!

さいごに・・・

   防災気象情報にたどり着けない方もいると思います。
   そのような人のために、情報にたどり着けた方はぜひともサポートをお願いします!
   知った「今がスタートライン!」です!

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