【第5回】で「防災気象情報」をお伝えしました。
さまざまにある情報をもとに、気象災害から避難や身を守る行動へと結びつけるための社会の取り組みのお話しでした。
防災気象情報の解説
それでは具体的にどのような情報のことをいうのでしょうか?
「防災気象情報の解説」(気象庁)をもとに説明していきます。
「防災気象情報」とは
①台風情報
②気象警報・注意報
③洪水キキクル
④土砂キキクル
⑤気象情報
⑥記録的短時間大雨情報
⑦土砂災害警戒情報
⑧指定河川洪水予報
⑨解析雨量
⑩今後の雨(降水短時間予報)・ナウキャスト(雨雲の動き・雷・竜巻)
といった情報があります。
ここではこの10項目を紹介していきます。(気象庁HPをもとに一部作者修正)
①台風情報
▶ 現在の推定位置(台風〇号の〇を数字で水色表示)
▶ 進路予報(6時間ごと、3時間ごと)
▶ 予報円
▶ 強風域(黄色円)
▶ 暴風域(赤色円)
▶ 経路(現在の位置までたどってきた経路の青色線)

②気象警報・注意報
▶ 気象警報や注意報が発表されている地域
▶ 警戒レベルに応じた色で地域を表示
▶ 発表されている地域をクリックするとその詳細

③洪水キキクル(詳細:気象庁)
▶ 中小河川(水位周知河川及びその他河川)の洪水災害発生の危険度
▶ 大河川の指定河川洪水予報についても表示
→つまり、中小大河川の洪水危険度を網羅的に表示
(※すべての河川が表示されているわけではありません。念のため)

④土砂キキクル(詳細:気象庁)
▶ 土砂災害発生の危険度の高まりを5段階に色分けして表示
▶ 10分毎に更新

⑤気象情報(詳細:気象庁)
▶ 地方別の気象情報
▶ 全般気象情報と地方気象情報の両方にアクセス可能
▶ 気象情報が発表される目的は、
・警報や注意報に先立って注意を呼びかけるとき
・警報や注意報の内容を補足するとき
・少雨や長雨などに関するもの

⑥記録的短時間大雨情報(詳細:気象庁)
▶ 数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析したときに発表

⑦土砂災害警戒情報(詳細:気象庁)
▶ 土砂災害の危険度毎に色別で表示
▶ 市町村長が行う避難指示の発令判断を支援するための情報
▶ 住民が自ら避難しようと決断するために役立ててほしい情報

⑧指定河川洪水予報(詳細:気象庁)
▶ 対象
・国管理の全河川=全国109水系
・都道府県管理の河川のうち洪水による被害が相当程度予想される河川
▶ 示され方
・警戒レベル5相当=「〇〇川氾濫発生情報」(洪水警報)
・警戒レベル4相当=「〇〇川氾濫危険情報」(洪水警報)
・警戒レベル3相当=「〇〇川氾濫警戒情報」(洪水警報)
・警戒レベル2相当=「〇〇川氾濫注意情報」(洪水注意報)

⑨解析雨量(詳細:気象庁)
▶ 1時間の降水量分布を1km四方の細かさで解析したもの
▶ 解析雨量は30分ごとに、速報版解析雨量は10分ごとに作成
→つまり、9時の解析雨量は8時~9時
9時10分の速報版解析雨量は8時10分~9時10分の1時間雨量

⑩今後の雨(降水短時間予報)/ ナウキャスト(雨雲の動き・雷・竜巻)(詳細:気象庁)
▶ 降水短時間予報
・6時間先までは10分間隔で発表され
各1時間降水量を1km四方の細かさで予報
・7時間先から15時間先までは1時間間隔で発表
各1時間降水量を5km四方の細かさで予報
▶ 降水ナウキャスト(「雨雲の動き」ととして現在は運用されています。)
・降水短時間予報より迅速な情報として5分間隔で発表
1時間先までの5分毎の降水の強さを1km四方の細かさで予報

以上①~⑩は、気象庁の各サイトに遷移することもできます。ぜひ一度行ってみてください。
避難情報
余談ですが、防災気象情報ではありませんが、せっかくですので、こちらも載せておきます。
⑪避難情報
・・・日本全国の「避難情報一覧」を確認できるのですが、
実際の使い道として、この情報は「知りたい地域」を一目で確認できることがメリットです。
加えて、知りたい地域の避難情報の「発令内容」を確認できますのでご活用ください。
おわりに・・・
防災気象情報は、知ることがまず大切です。
そして、「予防」や「避難行動」の決断につなげていくことがもっと大切になります。
そういった「避難しよう!」の決め手のひとつに、今回の情報が役立てばいいなと思います。
しかし、防災気象情報にたどり着けない方がいるのも現実です。
そういった、お互いに補い合う意味を込めて、
知った「今がスタートライン!」です。
今回のお話しは、そのような情報弱者の方々のためのサポートにもお役立てください。