【第68回】 森岡毅さん名言:若者へのメッセージ…

原則(principle)
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今回は「森岡毅さん名言」をご紹介します。

これは、「林修先生」の「日曜日の初耳学」という番組からその要点をピックアップしています。

2023年1月8日(日)にMBS毎日放送で「森岡毅が語る2023年の『勝ち筋』」として放送された内容です。

▶成人の日を前に「若者の悩み」にこたえる特別編
▶人生のターニングポイントで役立つ『考え方』を伝授!

という説明がされています。

筆者もたいへん感銘を受けました。

  1. 1.森岡毅さんの発言集【自分で決断すべし!】
    1. 若者「就職か?大学院進学か?で悩んでいます。」
    2. 森岡「気持ちはすごく分かる」
    3. 森岡「まず、親の意見をしっかり理解する。」
    4. 森岡「 ”選択” のサイコロは自分の手のひらで最後は振るべき」
    5. 森岡「親の望みを叶えるために(進路を)選ぶときっと(自分に合うはずの)特徴を外してしまう」
    6. 森岡「社会人成人になるんだから、決断は自分で背負って」
  2. 2.森岡毅さんの発言集【日本のエンタメが心配】
    1. 若者「日本は将来(世界に)ついていけるのかが不安」
    2. 森岡「日本の方がよほど強い」
    3. 森岡「東京ディズニーランドは世界最高のディズニーランドです。」
    4. 森岡「アジアで最も人気があるキャラクターは『ドラえもん』です。」
    5. 森岡「日本は0から1を生み出す、漫画・ゲーム…、、たくさん生み出す知財のストックがたまっている国」
    6. 森岡「日本経済をV字回復させる勝ち筋・・・」
  3. 森岡プレゼンツ…日本経済を豊かにする仕組みとは・・・
    1. ビジネスモデル
    2. 沖縄テーマパーク
    3. (株)刀の目的が公の利益に刺さった!
    4. 林「情けは人の為ならず」(諺)
  4. 森岡「チームで死角をなくす」
  5. 森岡「子や孫の世代のために」
    1. 次の世代に残す・・・
    2. どの個人も「縦糸」と「横糸」の交差点
  6. おわりに・・・

1.森岡毅さんの発言集【自分で決断すべし!】

若者「就職か?大学院進学か?で悩んでいます。」

・登場した若者のは、進学へ難色を示しています。
・登場した若者自身は、大学院進学を希望しています。

つまり、「自分がやりたいこと」と「親の意見」の相違

森岡「気持ちはすごく分かる」

・進路を決める大きな決断の時に、
・自分のことを一番よく知っていて、
・一番喜んでもらいたいと思っているが、
違う意見をもっている。

森岡「まず、親の意見をしっかり理解する。」

・まずは、そこまでやったとして、

森岡「 ”選択” のサイコロは自分の手のひらで最後は振るべき」

・人生は自分のもの。
・森岡「(同じ年ごろの子をもつ親として)親が『こう思うよ。』と言っても」
   「そこに強い意志をもって自分のサイコロを振ってくれる子供を頼もしく思います。」
最終的な決断は自分でするべき。

森岡「親の望みを叶えるために(進路を)選ぶときっと(自分に合うはずの)特徴を外してしまう」

・自分のやりたいことがあるのなら、
・そこに(自分で)サイコロを振らないと、
・生まれてきた(この世に生を受けてきた)意味がないじゃないですか。

・その先に就職難などのチャレンジがあったとしても、
・そこは自分がぶつかって、
・「克服しようと思います…」
・「信頼して見守ってください…」
・「あなた方に育てられた私です…」
・「信頼してください」
と、、、

・こんなに親を泣かせるくらいの立派なことを子どもが言ったら、
・親は「『もう応援しよう』と思いますよ」

森岡「社会人成人になるんだから、決断は自分で背負って」

・自分にとって悔いのない人生を歩まなくてはいけない、
・親に言われたから進路を変えた、、
・5年、10年後、、うまくいくとは限らない
・苦しいときに親のせいにしてしまう人生は悔いが残るのではないでしょうか。

・選んだ理由を親に今の言葉の精一杯でいいから伝えてあげてください。

親に限らず、他人が決めた道では、失敗したときに人のせいにしてしまう。

人生はあくまでも自己責任

人生の責任をとることこそ大人への第一歩

2.森岡毅さんの発言集【日本のエンタメが心配】

若者「日本は将来(世界に)ついていけるのかが不安」

・若者「将来エンタメ業界で働きたい」
・若者「話題は『K-POP、韓ドラ』だったり、日本は将来ついていけるのかが不安」
・番組「日本のエンタメ…日本から世界的ヒットは生まれていない。」
・番組「そもそも日本経済全体は30年も低迷を続けていて…」
・番組「エンタメ業界に限らず、明るい未来が見いだせないという新成人の意見が今回あらゆる業界でみられた」

森岡「日本の方がよほど強い」

・「エンターテインメントを広い視点でみたときに、日本の方がよほど強い」
・「韓国には見習うべきところはたくさんあると思います。」
・「さりながら、エンターテインメントはたくさんいろいろあって、、」
・「例えば、テーマパークは世界の成長産業なんですね。」
・「今は、デジタルの世界で、スマホゲームとか、デジタルゲームとか」
・「…で育った世代が今は人口の多数派」
・「逆に、生の刺激がより価値が高いと思っているんです。」
・「デジタルが流行れば流行るほど」
・「生の刺激リアルは光る。」

森岡「東京ディズニーランドは世界最高のディズニーランドです。」

・森岡「品質、ホスピタリティーにおいて一番ハイクオリティなサービスを提供できているディズニーランドは東京ディズニーランドです。」
・森岡「世界で1番面白くてハイクオリティで最もクオリティーが高いユニバーサルパークはどこかって言えば、大阪(ユニバーサルスタジオジャパン)にあります。」

森岡「アジアで最も人気があるキャラクターは『ドラえもん』です。」

・1位 ドラえもん
・2位 ハローキティ
・3位 ミッキーマウス
(株式会社刀調べ)

未だに日本はコンテンツの価値っていうのをわかっていないんです。

・日本が生み出した価値を2つ(1位:ドラえもん、と、2位:ハローキティ)も持ちながら、
・まだその素晴らしさを世界のマーケットで活かして投資をしようってことが、
・これまで何十年経ってもまだ起こらない。
・ミッキーマウスが生まれて70年以上も経っているんです。

・「ミッキーマウス」というキャラクターを活かし、
・世界中にテーマパークを作り、
・莫大な利益を上げているアメリカのディズニーに対し、

「ドラえもん」や「キティちゃん」は世界中に大型のテーマパークを作っているわけではない。

・アジアでの人気は「ミッキーマウス」を上回っていながら、
・お金を生み出すシステムという一面では、
・大きく差をつけられているのだ。

森岡「日本は0から1を生み出す、漫画・ゲーム…、、たくさん生み出す知財のストックがたまっている国」

・日本は未開拓の領域をたくさんもっている国なんです。
・日本がすでに圧倒的に勝てる領域で
・まだプレイしていない領域は
・まだたくさんある。

・林「世界にまけば花開く種がいっぱい」

・林「それをまくことも、まく人も育てていないのも現状にあると」

・森岡「彼らが生み出した傑作の価値というものは、」
・  「彼らが得ている収入はあんなもんじゃない」
・  「0が2つ足らないはずです。」
・  「彼らが生み出したコンテンツをマネタイズ(お金に換える)構造・仕組みをつくる私のようなビジネス側の人間がもっと頑張らなきゃならないんです。」

・「あの方々が生み出したものを使って世界で稼いだら」
・「その収入を日本に持ってこられる」
・「それが次世代の日本の食いぶちになると思っています。」
・「私たちの活動の一番達成したいことの一つなんです。実は。」

・観光業の未来は、
・エンターテインメントの未来は、
・製造業だけでは食べていくことが難しい日本社会の
・未来の子や孫のために
・今の現役の僕らが頑張って、
・残さなくちゃいけない構造の一つ

森岡「日本経済をV字回復させる勝ち筋・・・」

・コンテンツを生み出す能力は
・世界に誇れる日本の強み

・そのコンテンツを使って
・世界でお金を稼ぐ仕組みをつくることは
・悲観することも多い日本経済を
・V字回復させる勝ち筋の1つになり得る。

・その仕組みをつくるヒントは
・アメリカのディズニーにあった。

森岡プレゼンツ…日本経済を豊かにする仕組みとは・・・

ビジネスモデル

・ディズニー、ユニバーサルが日本でやっていることが再現できる。
・これが日本人が目指すすごいビジネスモデルになる。

・ディズニーランドが日本でやっていることは、
・日本の資本で建設している。
・ミッキーマウスを日本で宣伝
・これらは、日本人のお金と日本人の労働力を使って
・ミッキーマウスをより人気にしている。

・日本人のお客さんから(東京ディズニーランドで)稼いだお金を
・本国(アメリカ)にライセンス料としてお支払いしているんです。
・アメリカの方は、
・日本人のお金と日本人を使いながら
・日本のマーケットで稼いだお金を
・アメリカ合衆国の収入に換えている。

・これは、人口減少の日本の未来にとって、
・日本で足りなくなるのは労働力なんです。
・こういう未来を見据えたときに、
・何十年後のために
・今やっておくべきことがここにあって
・それは
・日本のコンテンツを
・体験価値(テーマパーク)に換えることによって
・現地の方のお金でパークを作って
・現地の人たちのマンパワーで
・日本のコンテンツを有名にしてもらって
・そして、上がった売上を
・日本に送ってもらう構造だと
・日本の労働力が少なくても
・外国のリソースを使って
・日本人は食っていけるんです。

・この構造を僕は作りたいんです。

・このビジネスモデルを輸出してやっていくと
・国外には、日本のことが大好きになる人が増えていって
・人口が減っていく日本にも収入があって
・幸いな未来が作れると思って
・沖縄のパークはその第一歩なんです。

・この国の子供や孫の世代が
・将来豊かに暮らすためにも
・このシステムを今われわれの世代が作らなくてはいけない

沖縄テーマパーク

・日本の天才が生み出したコンテンツを
・消費者が「べらぼうに面白い」価値に変わる
・すごいアトラクション
・すごいイベント
・すごい体験
・に換えるパークを
・プロトタイプを作って
・それを沖縄のパークで試したい。

(株)刀の目的が公の利益に刺さった!

図1.正しい目的(出所:森岡毅氏の発言をもとに番組が作成したものをもとに筆者作成)

・お金目的なら誰も協力してくれなかったはず。
・目的が公にぶっ刺さっていることが大事

・自分だけの目的では
・誰も協力してくれない

・図1は「正しい目的」を表しています。
・正しい目的に向かうことで、
・人、会社、共同体は強くなれる

・自分のやりたいことであり
・仲間がやりたいこと
・世の中が求めること

・この3つの輪が重なる部分を見極め
・そこに力を集中させることが
・無理難題を突破する秘訣なのだ。

林「情けは人の為ならず」(諺)

・人に親切にすれば良い報いとなって自分に戻ってくること

・森岡「すごく高いモラルが日本社会にはある」
・  「合理的に日本人の特徴を活かす」
・  「未開発の事業で日本人が勇気をもって進出していったら」
・  「日本の経済は上向きになると僕は思ってます」

・日本人の強み:人の為に必死になれる
・日本人の強みを活かせばきっと、
・日本はV字回復できる。

森岡「チームで死角をなくす」

・程度の差こそあれ
・得意と不得意を織り交ぜて1人の人間

・みんな武器をもっている

・1人では隙だらけ
・仲間と強みを組み合わせながら

・チームとして完全生物になればいい

・チームで死角を減らす

・個性で組織の死角を消す

森岡「子や孫の世代のために」

次の世代に残す・・・

・現世代が豊かな人生を送れているのは
・前の世代が頑張ってくれたから

・僕らはその恩恵にあずかっておきながら、
・20歳のみなさんは
・日本社会への不安を感じている
・こういう種類の不安を感じずに
・僕らの世代は社会にデビューしました

・次の世代のため
・自分以外の人のことを考えてほしい

どの個人も「縦糸」と「横糸」の交差点

縦糸とは先祖~自分たち世代へとつながるライン
横糸とは同じ時代を生きている人のつながりのライン

縦と横との恩恵を受けながら生きている。

自分は縦糸と横糸の御恩の交差点で生きている。

=林「ご恩の交差点

・人と人がご恩の絆で結ばれる社会は
・世界中を探しても他にはない。
・日本の強みをさらに強くする

おわりに・・・

今回は「森岡毅さん名言」をご紹介しました。

とても素晴らしい名言だと筆者は受け止めています。
たいへん大きな学びになりました。

自分の人生は自分のもの。
筆者もさまざまなチャレンジを試みて専門性を蓄積しており、
森岡氏の言葉はひとつひとつ刺さっています。

筆者は「自ら選んだ道のほとんどは正解です。」という立場です。
無論、親御さんなどが示した方向に人生を進めて成功した人や、
自分で選んだ道の先で困難に直面して経済的、身体的・精神的に
厳しい状況を経験された人もおられるかもしれません。

森岡氏もおそらくはそうだと筆者は信じていますが、
自ら選んだ道の正解の先には、
必ずしも幸せになる人生が待っているわけではない。ということです。
番組でも、森岡氏「あとで後悔しない」という言葉の選び方からしても、
おそらくは、
「納得」とか、
現実を「受け入れる」ことができる状況にさせてくれて、
ゆくゆくは次へ進むための踏ん切りや、
新たな覚悟を決めるための基礎になってくれるのだと思っています。

最後に、「縦糸」と「横糸」の関係性の話はとても感銘を受けました。
世代間のバトンを渡すための環境づくりを、
今の現役世代がしっかりと構築して
次世代の人たちに贈りたいと思います。
筆者は「人命」に焦点をあてて「犠牲」が少なくなるための活動をしています。
それは防災、減災、危機管理(行政)、緊急事態管理、健康、などです。
引き続きがんばります。
知った「今がスタートライン!」です。

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